バンドやろうぜ!1st Anniversary GIGSイベント:DREAMIN'
一週年紀念活動 7章 "脫線"~8章 "策略"
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1st Anniversary GIGS 7章 "脫線"
"脫線"-1
ミコ 「…………」 マスター「これが俺の組んでたバンドのボーカル ユーゼスとクリムゾントップの娘 皇奏芽との出会いだ その後、ユーゼスと奏芽は 恋愛関係となり、結婚することになる」 マイリー「えぇ!? ユーゼスさん、奏芽さんの スコア受け取らなかったのにどうして?」 ユキホ 「なにもおかしいことはありませんよ むしろ当然の流れです」 シェリー「どういうこと?」 ユキホ 「古来より女性向け恋愛ゲームに登場する 王子や御曹司、将軍、法皇など それら位の高い人物が 恋に落ちる際にはひとつの共通点があります 彼らは日頃とても大事にされ 敬われるのが日常なので 自分を特別視しない むしろ無礼でさえあるヒロインの態度に 意外性を感じ心奪われるものなのです 彼らは生まれて初めて 粗雑な態度をヒロインからとられ 必ずこう言います 俺にそんな態度をとったのはお前が初めてだ おもしろいやつ この台詞が聞けたらもう勝ち確です」 マイリー「勝ち確……ああ、確実って意味か てかユキホ そういうゲームもやるんだね」 ユキホ 「ええ、たしなむ程度ですが とにかく、その台詞を聞ければ もうそのキャラはヒロインに落ちたも同然 あとは勝手に 俺を特別扱いしなかったのはお前が初めてだ、だから…… とか言って どんどんデレてくれます」 ミント 「そういうもんなの? なんかすごく……チョロくない?」 ユキホ 「ええ、そうです お金持ちってチョロいんです」 美郷 「……そうなの、吉宗?」 吉宗 「俺に振るな! てか、俺はそんなにチョロくないもんねーだっ!」 真琴 「なるほど 今のユキホさんの説を正しいとするのなら 皇奏芽さんも大事に育てられた お嬢様だったが故に ユーゼスさんの思わぬ反発が むしろ興味を抱くきっかけとなった ……ということですか」 翼 「大変だ! 俺も今すぐお金持ちのお嬢様を 探してなんか反発しないと!」 レイ 「ひとりじゃ心許ないだろ、翼 オレもいくぜ!」 大和 「反発って具体的になにすればいいんだ?」 宗介 「あぁ? キャメルクラッチに決まってんだろ」 一真 「決まってねぇよ! なにいきなりプロレス技かまそうとしてんだ!」 葵陽 「そうだよ、宗介くん 間合いをつめるのって案外難しいんだ」 一真 「そこじゃねぇ!!」 マスター「ええい、黙れ! お前らはいちいち話を脱線させないと 死ぬ病にでもかかってるのか!」 徹平 「その可能性は大いにあるんで 診察お願いしていいッスか、真琴さん?」 真琴 「お断りします それにおそらく不治の病ですよそれ」 進 「マスターもそうかっかすんなよ カルシウム足りてないんじゃねぇか? こんなこともあろうかよ 携帯してた煮干し食うか?」 ラモさん「賑やかだねーここは」 マスター「疲れる…… ストレスでハゲたらどうしてくれるんだ」 京 (これ以上なにが抜けるというんだろうか……) ミコ 「……マスター、続きを聞かせて」 マスター「あ、ああ すまなかったな」 "脫線"-2 マスター「さっきも言った通り ユーゼスと皇奏芽は結婚した バンドメンバーだった俺やラモは もちろん祝福したさ ダンテのやつも 口には出さなかったが まああいつなりに祝ってたと思う だが幸せってのは唐突に崩れるもんだ いや、崩されたのさ 皇紅蓮の手によって」 |
ミコ 「…………」 マスター「這就是我組的樂團的主唱 ユーゼス和紅蓮集團的社長的女兒 皇奏芽之間的相遇 在這之後、ユーゼス和奏芽 展開戀情、並且結婚了」 マイリー「欸!? ユーゼス先生、明明 不接受奏芽小姐的譜面那為什麼?」 ユキホ 「這一點也不奇怪唷 不如說是再自然不過的事」 シェリー「什麼意思?」 ユキホ 「自古以來在女性向的戀愛遊戲當中 王子或宰相、將軍、皇帝等 這些地位較高的人物 在墜入愛河時都有一個共通點 對他們而言自己被認為是重要的 平常也都被敬重著 但是對於不把自己放在眼裡 不如說是對自己很失禮的女主角的態度 會覺得很意外並且心就被奪走了 他們從出生到現在 被女主角用隨便的態度對待之後 一定會這樣說 妳是第一個膽敢用這種態度對我的人 真是個有趣的傢伙 聽到這句臺詞的話基本就必中了呢」 マイリー「必中……啊啊、確定的意思嗎 話說ユキホ 連這種類型的遊戲也有在玩啊」 ユキホ 「是的、雖然只是嗜好 總而言之、聽到那句臺詞的話 代表那個角色已經被女主角深深吸引了 再來就是 不把我特別放在眼裡的人妳還是第一個、所以…… 說類似的話 然後逐漸變的害羞」 ミント 「是這樣的嗎? 這樣不覺得……很輕浮嗎?」 ユキホ 「是的、就是這樣 越有錢就越輕浮」 美郷 「……是這樣嗎、吉宗?」 吉宗 「別問我這個! 是說、我才沒有這麼輕浮啦!」 真琴 「原來如此 如果ユキホ現在說的理論是正確的話 皇奏芽小姐也是在被寵愛的環境下長大的 大小姐的關係 對於ユーゼス先生在她意料之外的反應 反而產生了興趣 ……是這麼一回事嗎」 翼 「天啊! 從現在開始我也要找有錢的大小姐 然後讓她反過來對我產生興趣!」 レイ 「我不會讓你一個人得逞的、翼 我也要去!」 大和 「逆追的話具體而言是要怎麼做啊?」 宗介 「啊? 廢話當然是用格鬥技啊」 一真 「才不是啦! 為什麼突然扯到格鬥技去了!」 葵陽 「對啊、宗介同學 要抓住時機反制對手意外的很難呢」 一真 「這不是重點!!」 マスター「夠了、安靜! 你們是得了如果不把話題越講越偏 就會死的病嗎!」 徹平 「這個可能性應該滿大的 可以麻煩診察一下嗎、真琴桑?」 真琴 「我拒絕 那個恐怕是不治之症了呢」 進 「マスター也快被傳染了 是不是缺乏鈣質啊? 我猜可能有這種情況 所以要不要吃小魚乾啊?」 ラモさん「這裡真是熱鬧啊-」 マスター「好累…… 萬一因為壓力太大變成禿頭該怎麼辦」 京 (難道還可以比現在再更禿嗎……) ミコ 「……マスター、再繼續說吧」 マスター「啊、啊啊 對不住了」 マスター「總之跟剛才說的一樣 ユーゼス和皇奏芽結婚了 做為團員的我和ラモ 也很祝福他們 ダンテ那傢伙 雖然沒有說出口 我覺得他是用他的方式替他們祝福 不過幸福是會一夕之間崩塌的東西 不、是被摧毀的 由皇紅蓮親手摧毀的」 |
1st Anniversary GIGS 8章 "策略"
"策略"-1
ユーゼス「…………」 奏芽 「ユーゼス……」 ユーゼス「……すまない もう大丈夫だ 心配かけたな」 奏芽 「気を使うようなこと言わないで 亡くなったのは 私にとってもお義父さんとお義母さんなのよ」 ラモさん「…………」 マスター「ユーゼス……」 (イギリスにいるユーゼスの両親が死んだという報せは あまりに唐突なものだった 原因は車での事故 しかし、発生の状況や遺留品などから いくつかの不自然な点が発見された なによりも不自然だったのは……) ユーゼス「本当に大丈夫だ 唯一の心配は残された弟のことだが しばらくは親戚が 面倒見てくれることになったしな」 奏芽 「傍に呼んであげるべきじゃないの」 ユーゼス「いずれはそうするつもりだが 残ったのは本人の意志だ 事故についていろいろ調べたいことがあるらしい 納得してないんだろうぜ」 奏芽 「……そう」 紅蓮 「失礼 ユーゼス この度はなんと言ったらいいか……」 ユーゼス「…………」 紅蓮 「遺書のことも聞いたよ お二人の意志を尊重して 資産は大切に利用させてもらおう」 (ユーゼスの両親は遺書を残していた その遺書にはこう書かれていた 遺産の半分は長男であるユーゼスの物 もう半分は皇紅蓮に譲る……と ユーゼスの家はイギリス国内でも指折りの名家だった 遺産となれば 凡人には想像もできないような額だろう その半分が紅蓮の手に渡った 親族とはいえ ユーゼスの両親と紅蓮が そこまで厚意にしていたという話は聞かない だからそれはあまりにも 不自然すぎる遺書の内容だった) 奏芽 「お父様 こんなときにその話はよしてください」 紅蓮 「重要な話は大事な時こそ した方が効率が良いと私は考えるタチでね ユーゼス 私は譲り受けた遺産を この国の音楽の発展の為に使うつもりだ 具体的にはこの紙に書かれた各社レーベルを クリムゾンの傘下にしようと考えている」 ユーゼス「なんだと?」 マスター「おい、ちょっと待て この紙に書かれてるのって 国内の主要レーベル全部じゃねぇか!」 紅蓮 「左様 国内シェアを独占し クリムゾンミュージックは 絶対なる存在 クリムゾングループとして君臨するのだ」 "策略"-2 ユーゼス「…………」 ラモさん「そんなもん レーベルに所属するアーティストが納得すると思うのか?」 紅蓮 「納得するさ 私は所属するアーティスト全てに パーフェクトスコアを渡すつもりだ」 奏芽 「え!?」 紅蓮 「全てのアーティストがクリムゾンに属し 彼らは全員パーフェクトスコアによる 完璧なる音楽を奏でる 世界が完璧な音色に満たされるのだ こんなに素晴らしいことがあるか?」 マスター「ふざけんな! 全員があんたと同じ考えだと思うか? たしかに否が応でも聴いた人間を感動させる パーフェクトスコアを ありがたがるアーティストはいるだろうさ だがみんながみんなそうだと思うな! 自分らで作った音楽で 自分らだけの表現を貫きたいって アーティストも大勢いるはずだ 俺達みたいによ!」 紅蓮 「……ふむ 残念だがそのような反乱分子には こう返答するほかないな 貴様らには音楽を奏でる資格はない 私が、与えない パーフェクトスコアを拒否するような アーティストの国内での音楽が活動を 認めるわけにはいかないな」 ラモさん「言う事を聞かない連中は 業界から干すってことか 汚い真似を……!」 紅蓮 「全ては完璧なる音色で世界を満たすため そう思えば小さな犠牲だろう?」 奏芽 「……書きません 私はスコアを書きません」 "策略"-3 紅蓮 「なに?」 ユーゼス「奏芽……」 奏芽 「お父様のやろうとしていることは支配です そんなやり方で音楽を縛るべきじゃありません 音楽は自由であるべき ユーゼスに出会って 私はそれを教えてもらったから!」 紅蓮 「チッ……! ならば我々は国内外の有数の作曲家を契約し 最強の作曲家集団を作り出す 同じことだ 私の提供する音楽を拒否した者の アーティスト活動は一切認めない! そうすればやがてお前達は敗北し 奏芽、お前も 私の元に戻ってくるしかなくなるだろう その時こそ改めて 完璧なる音楽でこの世界を満たすのだ!」 マスター「まずは業界を独占するのが先ってわけか このクソ野郎が……!」 ダンテ 「ククク……人が一服している間に ずいぶん面白そうな話をしているじゃないか」 ラモさん「ダンテ!」 ダンテ 「皇紅蓮だったか? 消えろ」 紅蓮 「なんだと? 貴様、誰に口をきいているつもりだ」 ダンテ 「自分ではなにも創り出すことができず アーティストにまとわりついて 己を誇示するので精一杯の羽虫 そんな羽虫を手で払ったつもりだったが どこが間違っていたのなら教えてほしいな」 紅蓮 「貴様……身分をわきまえろ!」 ダンテ 「ククク、声を荒らげてもその程度か そんなか細く醜い声で 俺達の音楽をかき消せると思うな……!」 ユーゼス「そこまでにしとけ、ダンテ お前が怒ることじゃない お義父さん、いえ皇社長 今日の所はお引き取りください あなたとは話をするだけ無駄だ」 紅蓮 「その愚かな口の利き方 いつか後悔することになるぞ」 ユーゼス「かもしれない だけどしょうがないんじゃないかな ロックバンドは 愚かでバカでなんぼだろ?」 紅蓮 「………… よくわかった 貴様らは必ず後悔させる 必ずな!!」 ユーゼス「…………」 ラモさん「ようやく帰ったか なあ、俺達これからどうなるんだ?」 マスター「……さあな」 |
ユーゼス「…………」 奏芽 「ユーゼス……」 ユーゼス「……抱歉 我已經沒事了 讓妳擔心了呢」 奏芽 「不要說這種顧慮我的話 這對我來說 是我重要的公公和婆婆過世了」 ラモさん「…………」 マスター「ユーゼス……」 (收到ユーゼス住在英國的雙親的訃文 實在是過於突然 死因是車禍 但是、從事發現場和遺物等 發現了很多可疑的地方 在這之中最不自然的是……) ユーゼス「我真的沒事了 唯一擔心的是被留下來的弟弟 不過先暫時 拜託親戚那邊了」 奏芽 「不把他帶來身邊嗎」 ユーゼス「之後有這個打算 不過是他本人選擇要留下來的 對於事故似乎有很多要調查的 他還無法接受呢」 奏芽 「……是嗎」 紅蓮 「失禮了 ユーゼス 這次不知道該怎麼安慰你才好……」 ユーゼス「…………」 紅蓮 「遺書的事我聽說了 我會尊重兩人的意志 好好的利用這筆資產」 (ユーゼス的雙親有留下遺書 而那份遺書上這樣寫道 一半的遺產留給長男ユーゼス 而另外一半讓給皇紅蓮…… ユーゼス的家族在英國也是數一數二的貴族 如果有遺產的話 對凡人來說是一筆無法想像的金額 而那一半分給了皇紅蓮 就算是家族親戚 ユーゼス的雙親和紅蓮 也沒有聽說過他們之間的交情有這麼深厚 所以遺書中的這一點 實在是太過不自然了) 奏芽 「父親大人 請不要在這個時間點提到這個」 紅蓮 「重要的事在重要的時機交待 我認為是比較有效率的方法 ユーゼス 我所受託的遺產 打算用於發展這個國家的音樂 具體來說我要讓這張紙上所寫的唱片公司 都成為紅蓮集團的旗下公司」 ユーゼス「你說什麼?」 マスター「喂、給我等一下 這張紙上所寫的公司 不就是國內所有的唱片公司嗎!」 紅蓮 「沒錯 將國內市場獨佔後 紅蓮音樂集 會成為絕對的存在 讓紅蓮集團君臨天下」 ユーゼス「…………」 ラモさん「你以為做出這種事 唱片公司的演奏家們會接受嗎?」 紅蓮 「會接受的 我打算給所有所屬的演奏家們 Perfect Score」 奏芽 「欸!?」 紅蓮 「所有的演奏家們隸屬於紅蓮集團後 他們所有人都會基於Perfect Score 而演奏出完美的音樂 屆時世界將會充滿完美的音色 你們可以想像這麼美好的事情嗎?」 マスター「開什麼玩笑! 你以為大家跟你想的都一樣嗎? 雖然無法否認Perfect Score 可以感動所有聽過的人 也有喜歡的表演者們存在 但可別認為所有人都這麼覺得! 用自己做的音樂 貫徹只有自己能做出的表演 這樣的表演者也大有人在 就像我們一樣!」 紅蓮 「……哼 但很遺憾對於這樣的叛亂份子 是不可能像你這樣回答的 你們這些傢伙沒有演奏音樂的資格 是我、不給你們的 拒絕接受Perfect Score的表演者 我將不會認可他在他的國家的 音樂相關活動」 ラモさん「不聽話的人 就要從業界被驅逐嗎 幹這種骯髒的事……!」 紅蓮 「為了讓世界充滿完美的音色 這樣想的話就只是個小小的犧牲吧?」 奏芽 「……不會寫的 我不會幫你寫譜的」 紅蓮 「什麼?」 ユーゼス「奏芽……」 奏芽 「父親大人正在做的事叫做支配 不應該用這種方式束縛音樂 音樂應該要是自由的 這是我和ユーゼス相遇之後 認知到的事!」 紅蓮 「呿……! 那麼我就和國內外的作曲家簽訂契約 打造最強的作曲家集團 和這是一樣的 拒絕我所提供的音樂的人的表演活動 我一概不認可! 這樣的話總有一天你們也會屈服 奏芽、妳也是 妳最終只能回到我這裡 到那時候 我再讓世界充滿完美的音樂就行了!」 マスター「總之先獨佔業界嗎 這個混帳……!」 ダンテ 「哼哼哼……在我休息的時候 談論著很有趣的話題嘛」 ラモさん「ダンテ!」 ダンテ 「你就是皇紅蓮嗎? 給我滾」 紅蓮 「你說什麼? 你這傢伙、以為在對誰說話啊」 ダンテ 「自己無法創作出任何東西 就要支配所有的表演者 像你這樣光是誇耀自己就費盡心神的昆蟲 也想對人出手 如果我有哪裡說錯還真希望你告訴我啊」 紅蓮 「你這傢伙……你沒有身份可以這樣說我!」 ダンテ 「哼哼哼、大聲起來也不過這樣而已嘛 你可別想用這種輕薄又醜陋的聲音 就想讓我們的音樂消失……!」 ユーゼス「先到此為止吧、ダンテ 這不是你能生氣的事 岳父大人、應該說皇社長 今天就請先回去吧 現在和您談論這個只是浪費時間而已」 紅蓮 「你這種愚蠢的說話態度 總有一天會讓你後悔的」 ユーゼス「說不定吧 但我也沒辦法呢 搖滾樂團 就是這麼的愚蠢又笨拙對吧?」 紅蓮 「………… 我瞭解了 我絕對會讓你們這群後悔的 絕對!!」 ユーゼス「…………」 ラモさん「終於回去了嗎 吶、我們從今以後該怎麼辦啊?」 マスター「……誰知道啊」 |